ロックマンエグゼを大ボリュームで楽しめるタイトルの発売が決定!その中身は?

ロックマンエグゼを大ボリュームで楽しめるタイトルの発売が決定!その中身は?

2000年代初頭に人気を博し、ゲームのほかにアニメやコミックスなどのメディア展開も大成功した『ロックマンエグゼ』。その名作が完結から約18年経った今年、ナンバリングタイトルが全て収録されたタイトルが発売されました。今回はそんなロックマンエグゼ Switch新作の『ロックマンエグゼ アドバンスコレクション』について紹介していきます。

ストーリー

舞台となるのはコンピュータネットワークが高度に発展した近未来の社会。ここでは、子供から大人まで誰もが『PET』と呼ばれる携帯端末を持っており、そのおかげで人格を持ったプログラム『ネットナビ』を介して様々なネットワーク技術の支援が受けられていました。技術の発展によって生活が便利になっている社会ですが良いことばかりではなく、犯罪組織によるネット犯罪の深刻化もありました。

各地のネットワークにウイルス・ネットテロがはびこり、それらへの対策が社会問題へと発展していました。

本作の主人公でウイルスバスティングを得意とする小学生・光熱斗(ひかり ねっと)とネットナビのロックマンは様々な事件へと巻き込まれていきます。

本作に収録されているタイトルは全部で10タイトル

ただ単にナンバリングタイトルが収録されているのではなく、本作では様々な要素が追加されています。昔懐かしい『ロックマンエグゼ』に足りなかった部分を足して最高に仕上げたといっても過言ではないのかもしれません。

1.      バトルネットワークロックマンエグゼ

発売日:2001年3月21日

原点ともいえるシリーズ第一作目の『ロックマンエグゼ』。ゲームボーイアドバンスと同時発売されたローンチタイトルのデータアクションRPGです。ゲームボーイアドバンス(GBA)タイトルとして同じ年齢層に人気だったポケモンと共に、小学生たちを中心に絶大な人気を得たGBAを代表する作品の一つでもあります。

ストーリー

熱斗とロックマンが、残酷な悪事を働くネット犯罪組織のWWW(ワールドスリー)に立ち向かっていく物語が描かれています。

2.      バトルネットワークロックマンエグゼ2

発売日:2001年12月14日

ストーリー

黒幕だったはずのWWWは壊滅したはずなのに世界各国ではネットワークが次々に破壊される事件が多発。一体だれがこんなことを…?

システム

プレイヤーの戦いを分析し、その戦い方に合わせてナビの姿を変えるシステム『スタイルチェンジ』や、戦闘時以外に使うサブチップなどの新たなシステムも数多く追加。これにより戦闘時の選択が増えたため、戦略性の幅が広がりました。

3.      バトルネットワーク ロックマンエグゼ3/バトルネットワーク ロックマンエグゼ3 BLACK

発売日:2002年12月6日

    2003年3月28日『バトルネットワークロックマンエグゼ3 BLACK』

『バトルネットワークロックマンエグゼ3』発売されてから三ヵ月後には別バージョンのBLACKが発売。そのため、プレイヤーの間では『バトルネットワークロックマンエグゼ3』通常版をホワイトと呼ぶ人も少なくありません。

本作はシリーズのなかでも特に人気で、シリーズ完結後に行われたアンケートでも「シリーズのなかで一番好きなタイトル」にも選ばれています。

ストーリー

放課後、公園でチャット会議を行っていた熱斗たちのもとに突如現れたテンガロンハットの謎の男。“最強のネットバトラー”を決める『N1グランプリ』を開催すると告げられ、参加するために秋葉原へと向かう熱斗たち。果たして本当にただの大会なのでしょうか?

システム

新要素として『ナビカスタマイザー』が登場。アニメに合わせて『PET』のデザインも変わり、メニュー画面もリニューアル。バージョンの相違点はさほどなく、登場するバトルチップやスタイル、そして登場する少数のキャラクターが異なること以外は同じです。

4.      ロックマンエグゼ4トーナメント レッドサン/トーナメント ブルームーン

発売日:2003年12月12日(同時発売)

この作品から冠に『バトルネットワーク』と付かなくなりました。

ストーリー

小惑星が地球に衝突し甚大な被害が及ぶ可能性のため世界中の科学者たちが招集されることが決定。世界的に有名な科学者でもある熱斗の父・祐一郎はそのころ、息子と共に休暇を満喫している最中でした。

システム

スタイルチェンジシステムに代わり新たに『ソウルユニゾン』というシステムが追加。ロックマンが戦いの中でソウル(魂)が共鳴した他のネットナビの能力を取り込めるようになっています。そのため、戦闘中には新たにココロウインドウが表示されるようになり元々あったADDシステムが廃止。

バージョンの相違点としては、ロックマンのソウルユニゾンできるナビが異なり、登場するバトルチップが違い、ストーリーで発生するイベントが少し違うなどです。

5.      ロックマンエグゼ5 チーム オブ ブルース/チーム オブ カーネル

発売日:2004年12月9日 チーム オブ ブルース

    2005年7月21日 チーム オブ カーネル

ストーリー

科学省にやってきていた熱斗たちのもとに壊滅したはずのネビュラが突如現れ、祐一郎を誘拐、そして仲間のPETも奪われてしまいます。ロックマンは科学省の結成したチームに入り、他のナビたちと共に力を合わせながらネット世界を解放していくことに。

システム

今作ではダークチップでユニゾンするカオスユニゾンが可能になりました。今作では『チーム』での戦闘がカギとなっており、ロックマン以外のナビを操作して進行するリベレートミッションが登場。

バージョンの相違点としては、共に戦うチームメンバーが異なり、ストーリーの細部や最終局面の描写なども違っています。

6.      ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ/電脳獣ファルザー

発売日:2005年11月23日(同時発売)

同社最後のGBA専用タイトル。

ストーリー

父・祐一郎の仕事の関係で秋原町から遠く離れた才葉シティに引っ越すことになります。そんな熱斗は、才葉シティでもまた事件へと巻き込まれていきます。

システム

シリーズ序盤に登場した属性に加え、系統というシステムが新たに追加。他のナビの能力をもう一体のナビが得るシステム『クロスシステム』が前作のソウルユニゾンに代わるシステムとして追加されています。それに加え電脳獣の力を得ることのできる「獣化システム」も登場。戦闘の幅が今まで以上に広がった、完結にふさわしい内容になっています。

追加された要素

  • オンライン通信

本作では待望のオンライン通信が実装。インターネットに接続することで世界中のプレイヤーとプレイすることも可能に。プライベートマッチやパブリックマッチ、他にもバトルチップの交換などもできます。

  • 3Dロックマン

タイトル画面では動いて喋る3Dのロックマンがナビゲートしてくれます。まるで実際にPETを携帯しているかのような没入感が味わえます。

  • 配信チップ・改造カード

GBA版ではイベントなどでしか手に入らなかった「配信チップ」が全て収録されており、改造カードやレアカードも含めその数499枚。

  • バスターMAXモード

ストーリープレイ中にいつでもオン/オフできる仕様になっており、ロケットバスターの威力が通常の100倍になります。

  • 高画質化フィルター/アートギャラリー/ミュージックプレイヤー

高画質化もON/OFF可能で、ONにするとジャギーの目立たない滑らかなグラフィックに。歴代のオフィシャルイラスト設定画やラフデザインなどのレアな資料が盛りだくさん。

ミュージックプレイヤーでは、ゲーム内で使用されている全188曲が収録されています。